歯科衛生士に求められる資質
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ここでは、歯科衛生士に求められる資質についてまとめたいと思います。
ただし、現時点でこれらの資質に欠けているとしてもあきらめることはありません。大事なことはこれらの条件を満たせるよう努力していくことです。ひとつひとつ身に着けていきましょう。
清潔であること
不潔な人に口のなかをいじってもらいたくはないものです。
まして診療所などでは、患者さんが最初に接するのが歯科衛生士であるケースも少なく、そんなとき不潔な歯科衛生士が対応すれば、診療所への悪いイメージにもつながります。
患者さんに信頼される身だしなみについては、常に心を配る必要があります。
また、身だしなみと同じように、院内が清潔に保たれているかどうかも重要なポイントです。掃除や整理整頓が行き届いていない状態は、歯科医院にとっては致命的です。
朝夕と昼休みに点検し、院内を清潔に保つ姿勢が大事です。
歯科衛生士に清潔に対する高い意識が求められるのは、患者さんの不安を取り除くためばかりではなく、口のなかは細菌感染しやすい場所だからです。
それゆえ清潔さに鈍感な歯科衛生士は、患者さんの健康を危険にさらすことになりかねません。自身の手指の消毒に気をつけ、口腔内で使用した器具については十分に滅菌や消毒を行う。
特に血液などで汚れた器具は、手術手袋をつけて洗剤とブラシで洗い流して汚れを落とし、それから滅菌・消毒するといった、細心の注意が必要となります。
こうした意識が患者さんの健康を守り、自身の細菌感染を防ぐことにもつながります。
高いコミュニケーション能力
歯の痛みは、とても神経にさわります。また、患者さんのなかには痛み以上に治療への不安を抱いている場合さえあります。
こうした人々からきちんと話を聞き、患者さんの気持ちを理解し、さらに患者さんの状況を歯科医師に報告するのが、歯科衛生士の大事な仕事となります。
患者さんが不安で押し潰されそうな場合には、平常心に戻れるよう誘導していくことが大切になります。
そのためにも、歯科衛生士はあらゆる人に通じるコミュニケーション能力を磨かなくてはいけません。
また、予防処置の重要性を患者さんに理解させ、患者さんのやる気を引き出せるかどうかも、歯科衛生士のコミュニケーション能力にかかわってきます。
まずは、患者さんの希望をきちんと聞き、正確に医師に伝えられるようなコミュニケーションスキルを磨くことが大切です。
根気
歯科衛生士は時に、粘り強く患者さんに接し、どうして予防が必要なのかを説き続け、生活習慣を改善するよう指導しなければいけません。
熱心に指導すればするほど、患者さんから裏切られるように感じることも多いでしょう。それでも情熱を持って取り組まなければ、人を動かすことはできません。
技術の習得にも一朝一夕にできるものではありません。粘り強く技術を磨く心を失えば進歩は止まり、最終的には自身への評価となって跳ね返ってきてしまうのです。
気が利くこと
歯科医師への補助業務が仕事の中心となる歯科衛生士にとって、気配りは絶対に必要です。まして歯科治療は、細かい作業が続きますので、無神経な動きは大きな事故につながりかねません。
医療現場には、劇薬など慎重に扱うべきものがありますので、取り扱いでは、当人はもちろん、周囲の人も気配りが必要です。
事故が起こってからでは取り返しがつかない。ということをしっかりと頭に入れながら仕事を進めなければいけません。
協調性
歯科衛生士は注意力を養い、さまざまなことに気を配り患者を含めたすべての人が安心して治療に専念できるように、努力しなければなりません。
歯科診療の現場では、歯科医師をはじめ歯科衛生士や歯科助手、事務員などのスタッフが協力しながら仕事を行っています。
また、保健所といった公衆衛生活動の現場では、歯科医や保健師、栄養士、あるいはケアマネジャー(介護支援専門員)やホームヘルパー(訪問介護貞)など介護業務に携わる人々とも協力し合って、仕事をしなければなりません。
共通の目標を定め、各人のどんな専門性を活かせるのかを探り、みんなで協力していくことが大切です。
円滑に仕事をするためには、多くの人々と協力していかなければならないことも覚えておきましょう。